アクリル塗料

日用品に一般的に使われている塗料で、耐用年数は短く、安価に手に入ります。

塗り替えにはほとんどつかわれていないのが現状ですが、新築住宅では使用される場合があります。

ウレタン塗料

アクリル同様、耐用年数は短いため塗り替えには不向きですが、賃貸物件や売却予定など、早いサイクルで塗装を考える場合には選ばれることもあります。

弾性があるため、塗膜に追従できる特性はあります。

シリコン塗料

一般的な塗り替えで使用されるのがシリコン塗料です。低汚染性・耐候性が高くなり、アクリルやウレタンと比較すると価格は上がります。

同じシリコン塗料でも、水性と油性、さらにその中でも1液と2液タイプに分かれています。水性塗料は臭いも少なく、ＳＵＮペイントでは外壁塗料としてご提案させていただきますが、

板金部や屋根等は素地に合わせて油性を使用することもあります。油性の2液タイプが耐久性も品質も高く、付帯部におすすめしています。

ラジカル制御型塗料

紫外線があたって発生する、劣化の原因「ラジカル」を制御する機能がある塗料で、ほかの種類に比べて比較的新しい分野の塗料です。

耐用年数がシリコン塗料より高く、価格はあまり変わらないため、塗り替えではよく選ばれています。

ラジカル制御型塗料に、低汚染性、高耐候性はもちろん、遮熱効果や親水性（雨水で汚れを落とす機能）、光沢性などを持ち合わせた多機能タイプのものがＳＵＮペイントでは人気があります。

遮熱効果があると、日光による劣化を軽減できるため、結果的には15～18年もの耐久性を望める塗料もあり、オススメです。

フッ素塗料

フッ素塗料は、塗料の中の合成樹脂にフッ素が含まれたものをさします。低汚染性・耐候性・親水性ともに高性能で、シリコンやラジカル制御型塗料に比べて耐用年数が長くなる分、価格が一気に跳ね上がる傾向にあります。

しかし、仕上がりはもちろん美しく保てるため、一般的なシリコン・ラジカル塗料以上の効果をのぞむお客様に人気があります。

無機塗料

「無機物」＝生命力を有さないもの、炭素以外の元素で構成されるもの、水・金属・鉱物・セラミック等の成分を含む塗料で、無機物であるがゆえに紫外線ダメージを受けにくいとされています。

耐用年数も20年前後と圧倒的な長さで、フッ素以下の塗料の機能性ももたせている場合が多く、塗り替えに選ばれる中で最高級のランクといえます。価格は比例して高価格となりますが、

お子様のために家を長持ちさせたい方や、老後まで塗り替えの心配をしたくない方、足場代を1度に済ませて生涯コストを逆算してお得に塗り替えたい方など、ＳＵＮペイントでは多くの顧客様に支持されている塗料です。

その他

光触媒塗料も一時台頭しましたが、光の当たりにくい北面等は効果を発揮しずらく、また光触媒の塗膜（二酸化チタン）が劣化を内部に押し込めてしまう等、懸念要因が多く、某大手メーカーから発表された光触媒塗料も撤退をしていることから、塗料としての信頼性が低いという意見もあります。どこにでもかけられる光触媒コーティングというサービスも要注意です。施工実績も少なく、使用年数も浅く信憑性がないため、ＳＵＮペイントではオススメしておりません。

遮熱塗料は、遮熱に特化した塗料で、ＪＡＸＡとの共同研究により生まれた、ロケットの断熱技術を用いた塗料や、ＮＡＳＡの技術を用いて中空ビーズを含有した塗料もあります。

さらに、断熱塗料は「夏場涼しく、冬は暖かく」外気を室内に侵入させにくい効果があり、光熱費の削減にも効果的といわれています。

突き抜けた機能をもたせた、遮熱塗料・断熱塗料は、ともに単価が高いことも特徴です。

様々な塗料メーカーから各塗料が販売されています。信頼できる専門業者にご相談いただき、住まいやご家族の計画に合わせた塗料を選ばれると良いですね。

以上、塗料の種類と特徴でした。